17.1.3 計算式

"G2"の場所に「B2+C2+D2+E2+F2」の計算指定を書くにはどうしたらいいでしょうか. 単純にこのまま書くと,そのまま表示されてしまいます. 科目名の行でもわかるとおり,記入されるのは文字列でもよいからです.

通常の表計算ソフトでは,"G2"の場所に

=B2+C2+D2+E2+F2

というぐあいに,先頭に等号をつけて書き込むと, これは単なる文字の列ではなく式の指定であると解釈します. この式を書き込んだとたんに,"G2"の場所には"301"が表示されます.

ABCDEFG
1科目英語数学国語社会理科合計
21年生4080405388301
32年生6546668252
43年生6754657365

この,計算式を指定する方式のよいところは,計算のもととなる値, ここではB2からF2の値を書き直すと,即時に再計算,つまり計算のやり直しをしてくれることです. たとえば上の状況で「1年生の数学」つまり"C2"の値を(80から)90に書き直すと, 「1年生の合計」が"311"に変化します.このように 機械的にやれることはコンピュータに任せられるのが, 表計算の便利なところです.