相関係数を表計算の中で求めるには
の指定が必要です.関数名は"CORREL"で
=CORREL(B2:F2,B3:F3)
と入力してもよいのですが,関数だけ指定して,あとは画面上でマウスを使って指示するのがふつうです.
「1年生データ」と「2年生データ」の相関係数の値は
-0.699
となります.これは1,2年での成績に負の相関があり,1年生のとき良かった科目の成績は落ち,逆に悪かった科目の成績は上ったことを意味しています.同様に「2年生データ」と「3年生データ」について計算してみると
0.891
となり,両者が同じ傾向を示していることがわかります.以上の2種の値から,この学生は2年生以降は成績の科目傾向が安定してきたと言うことができることになります.
相関係数には様々な定義がありますが,通常はピアソンの積率相関係数を用い,関数 CORREL で計算できるのもこれです.
17.1.10 相関 | 17.1.11 相関の係数 | 17.1.12 データの並べ替え | ||
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Fri, 30 Jun 2006 18:45:02 JST (1127d) |