11.2.4 電子ジャーナルの入手法

電子ジャーナルとは,元々紙媒体として発行されている雑誌記事をデジタル化し,インターネット経由で購読できるようにしたものです.最近では紙媒体よりも先に電子ジャーナルで論文を公表する学術誌も多くなってきました.市販の雑誌の記事ですから,決して無料ではなく,大学が契約をした雑誌のみ学生と教職員が自由に閲覧できるようになっています.

電子ジャーナルは主にPDFと呼ばれるファイル形式で保存されています(related_s22.7 文書のデータ形式 ).PDFファイルを表示・印刷するために,Mac OS Xでは標準でプレビューというソフトウェアが利用できます.FinderでPDFファイルをダブルクリックすると,自動的にプレビューが起動します.

caution PDFを表示・印刷するためのソフトウェアとしては,Adobe Readerが有名です.こちらはMac OS Xも含め,様々なOS用のものが無料で配布されています.

東京大学から利用できる電子ジャーナルは,その名もずばりexternal_s東京大学で利用できる電子ジャーナル検索という名前のページで検索することができます.下の図が東京大学で利用できる電子ジャーナル検索のトップページです.

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電子ジャーナルの利用上の注意は非常に大切ですので,利用に際しては必ず目を通しておいてください. 不正利用がなされると,個人だけでなく東京大学全体での利用が停止されるなどの大きな影響がありえますので,注意してください. 以下に,不正利用となるケースを引用しておきます.

1. 東京大学の構成員(教職員・学生等)及び図書館・室が入館を認めた者以外が利用すること。 
2. 個人の学術研究・教育目的以外で各論文をダウンロード、コピー、ハードディスク等へ保存や印刷をすること。また、それを頒布すること。 
3. 電子媒体で第三者に流通させること。
 ※ダウンロードした電子ジャーナルのデータを学外者を含む学会メーリングリストのメンバー全員に送付するようなことは違反行為となります。 
4. 組織的に大量のダウンロード(systematic download)やプリントアウトをすること。
ジャーナルの一号全体、または大量のデータを短時間でコピー、ダウンロードすること。
 ※短時間に何度もリロードすると、不正利用とみなされる場合があります。

トップページの右上にあるキーワード入力欄に,雑誌のタイトルなどの既に判明している情報を入力して検索を行います.次の図は"Nature"という名前の雑誌を検索した例です.

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表示された雑誌名をクリックすると,その雑誌の電子ジャーナルが置いてあるウェブページに移動することができます.