この節では前の節で作成した sample.dvi を例に,DVIファイルのプレビューと印刷の仕方を説明します.
ここではDVIファイルを一旦PDFファイルに変換してからプレビューや印刷を行う方法について説明します.LinuxやWindows用のLaTeXでは通常このような操作はしませんが,Mac OS XではPDFファイルにすることでその後の扱いが簡便になるため,今回はこの方法を用います. (UNIXのXウィンドウシステム上でDVIファイルを表示するためのソフトウェアとしては,xdvi が有名です.iMac端末のXウィンドウ環境にもインストールされています.)
DVIファイルをPDFファイルに変換するためには,ターミナルのコマンドラインで
dvipdfmx sample.dvi
と入力します.すると sample.dvi と同じディレクトリに sample.pdf という名前のPDFファイルが作成されます.このPDFファイルをFinder上でダブルクリックしたり,コマンドラインで
open sample.pdf
と入力したりすれば, 「プレビュー」という名前のアプリケーションが起動し,sample.pdf の内容が表示されます.この段階で初めて作成したTeXファイルの印刷イメージを見ることができるわけです.
プレビューの結果に問題がなければそのまま印刷しても構いませんが,問題がある場合は再びテキストエディタでTeXファイルを編集し,コンパイルとプレビューを行います.Wordのように編集した結果をすぐに参照できないのがもどかしいところですが,こればかりは仕方ありません.自分が納得いくまで「編集→コンパイル→プレビュー」の手順を繰り返します.
印刷の方法は通常のPDFファイルを印刷する方法と全く変わりません.メニューの
を選択します.詳しくは20.9.1 教育用計算機端末におけるプリンタの使い方を参照して下さい.
24.2.2 TeXファイルのコンパイル | 24.2.3 DVIファイルのプレビューと印刷 | 24.2.4 数式の書き方 | ||
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Thu, 10 Mar 2005 21:51:05 JST (1604d) |