27.13. 参考文献
最後に、TeX/LaTeX に関する参考文献を挙げておきます。
まず最初は一般的なものです。
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TeX Wiki:** 三重大学の奥村晴彦先生が運営されている Wiki です。日本の TeX/LaTeX に関する情報はここに集まってくると言ってもいいでしょう。
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TeXの本 - TeX Wiki:** 上の TeX Wiki 内の1ページで、数多くの文献が挙げられています。
**奥村晴彦、『[改訂第5版]LaTeX2e 美文書作成入門』、技術評論社、2010。
公式ページ:** 定評のある奥村先生の本です。3年に一度前後のペースで改訂され、その時点での最新の日本語 TeX 環境の話を載せています。
藤田眞作、『LaTeX2e 階梯 第3版(上)(下)』、ピアソンエデュケーション、2009。: 吉永徹美、『独習 LaTeX2e』。翔泳社、2008。: Leslie Lamport, LaTeX: A Document Preparation System, 2nd edition, Addison-Wesley, 1994.: LaTeX の原典です。日本語の話は書かれていませんが、リファレンスとして役に立ちます。
Frank Mittelbach and Michel Goossens, The LaTeX Companion, 2nd edition, Addison-Wesley, 2004.: Michel Goossens, Frank Mittelbach and Sebastian Rahtz, The LaTeX Graphics Companion, 2nd edition, Addison-Wesley, 2007.: **
Scott Pakin, The Comprehensive LaTeX Symbol List. CTAN 中のページ: その名の通り、LaTeX で(様々なパッケージ類を用いて)出力できる記号類をまとめた文書で、150 ページ以上の分量があります。
以下は、入門書でない本です。マクロの作成や、TeX を知りたい人向けです。
Donald E. Knuth, The TeXbook, Addison-Wesley, 1986.: TeX の原典です。LaTeX の本ではないですが英文・数式の細かい入力方法があって、LaTeX ユーザーにも十分に役立つ本です。第1章は必見。
ページ・エンタープライゼズ(株)、『LaTeX2e マクロ&クラス プログラミング基礎解説』、技術評論社、2002。: マクロを本格的に作成しようと思ったら、次の『実践解説』と共に是非読むべき本です。時々「黄色い本」と呼ばれます。
吉永徹美、『LaTeX2e マクロ&クラス プログラミング実践解説』、技術評論社、2003。: 上の『基礎解説』とセットで揃えることをお勧めします。こちらは「緑の本」と呼ばれます。
乙部厳己、江口庄英、『pLaTeX2e for Windows Another Manual Vol.2 Extended Kit』、ソフトバンクパブリッシング、1997。: 出版年が古く、付録の CD-ROM は使わない方がよいですが、本の内容は価値があります。前半部は amsmath パッケージの解説等があり、後半部が TeX/LaTeX の中身の解説となっています。
**Victor Eijkhout, TeX by Topic, A TeXnician’s Reference, Addison-Wesley.
公式ページ:** TeX の内部動作の話が書かれたリファレンスです。ありがたいことに pdf 版が公開されています。