文字による伝達

12. 文字による伝達

コンピュータの動作と人の意図をつなぐ橋渡しとして、 文字や文字列の表現と働きを説明します。 コンピュータの入出力は、bit列あるいは整数列で、人には使いがたい表現です。 人とコンピュータの両者が理解できる表現として、基本的な文字と約束が決められています。

12.1. 数や文字による指示

コンピュータに指示を伝えるために、操作対象を厳密に特定する方法が必要です。 正確な表現ではありませんが、 英数字と大文字小文字、それにいくつかの記号をしばらくの間 基本文字 と呼びます。 操作対象など「コンピュータと人間の両方が使う表現」には基本文字を使う、と覚えると適する状況が多いです。

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12.2. ASCII

文字と整数の翻訳方法を見ていきましょう。 英数字等の基本文字に対しては 0から127までの整数を割り当てる ASCII(American Standard Code for Information Interchange、アスキー) 規格が多くの状況で使われています。

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12.3. bit列と2進数

文字と整数の翻訳を定めたように コンピュータは整数を扱い、整数は2進数つまり 0, 1 の列であるbit列として認識されます。 2進数は桁数が長くなるため、8 進や16 進数の方が便利なこともあります。もちろん、10進数で表現した方が日常生活では分かりやすいです。

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12.4. 人のための文字

名簿や住所録など各国の文字を入力し照合することを考えます。 人の使う文字は、当然ながらアルファベットだけではありません。 現在では、Unicodeとutf-8の普及で日本語だけでなく複数の言語を混ぜて表記できます。これは容易なことではなく、さまざまな困難やトレードオフを乗り越えて実現しました。

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12.5. Colabを使った演習

Colab を利用して、学んだことを確認しましょう。

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12.6. テキストファイルとmi

mi というソフトウェアを紹介します。 符号化した文字の列からなるファイルを、テキストファイルといいます。 コンピュータへの指示や設定を記録したり、文字の表現を確認する学習目的に適しています。 テキストファイルを閲覧・編集するソフトウェアを、テキストエディタといい mi はその1つです。

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情報の理解と活用 文字による伝達 数や文字による指示