5.2.6.1. タイピングの目標
練習の究極の目標は、歩くときに膝の筋肉を意識しないように、頭で考えた内容を意識せずにスムーズに入力することです。
そのためには各キーの位置を暗記するだけではなく、ピアノを弾くように、指が自然に動くようになることが理想です。
QWERTY レイアウト #
広く使われているアルファベットの配置を QWERTY (クワーティ) と呼びます。上段左のアルファベット6文字と対応します。 HWBではこの配置を覚えることを勧めていますが、この配置が絶対ではなく、文化でことなるということも覚えておきましょう。
キー配列の違い
体に負担の少ない姿勢 #
- 両手で入力しましょう。標準的なタイピング方法では、「ホームポジション」という左右の指をおく位置や、どのキーをどの指が担当するかが決められています。バランスよく全ての指を使うと、速いだけでなく、負担も減らせます。
- 正しい姿勢を維持しましょう。画面から 40 ~ 50cm 頭を離して、背筋を伸ばした正しい姿勢が理想です。へそをすこし引くイメージで腰の周り全周の筋肉で状態を支えて、肩・首・腕はリラックスした状態を保つと良いです。
- キーボードを見ないでタイプできると良いです。キーボードを見ないでキーをタイプすることを、タッチタイピングといいます。どこかで時間をとって練習することがお勧めです。
- 適度に休憩しましょう。長時間のタイピングは怪我などの原因になりえます。練習をするときや、上達後に集中して課題に取り組むときなど、とくに注意してください。
コラム: キーボードあれこれ
情報系に進むなどコンピュータを毎日長時間使う状況では、自分にあったキーボードを使うことが重要です。 キーを押し込んだときの抵抗の強さ、押せる深さなどさまざまな種類があります。ノートパソコンにも、外部キーボードを接続できます。 肩を広げて使える、左右分離型キーボードというものもあります。