Pages の起動と最低限の設定

22.4.1. Pages の起動と最低限の設定

まずは Pages を起動しましょう。そして Pages を使う上で欠かせない設定を、最初に行います。

Pages の起動 #

Dock にある次のアイコンが Pages です。これをクリックすると、Pages が立ち上がります。

もし Dock に Pages がなければ、アプリケーションフォルダの下にある Pages.app を探して、ダブルクリックしてください。

すると Pages が立ち上がり、入力する文書のテンプレートを選択する画面になります。

たとえば「白紙」のテンプレートを表示すると、次のような画面が立ち上がります。これで文字入力ができるようになります。

また白紙以外のテンプレートでは、最初からある程度書式が決まっており、流し込まれている文章を書き変えることができます。「エッセイ」や「学期末レポート」といったタイトルからテンプレートの中身を想像するのが困難なことは難点ですが、いくつかテンプレートを開いてみてお気に入りのものがあれば、使ってみると良いでしょう。

最低限行うべき設定 #

さて 22.3.5. Word の基本操作 で触れたように、Word では改行と改段落の区別があります。この点は Pages でも全く同じです。Pages でも、段落を一つの塊として書式の設定を行います。ところが Word では(区別が付き辛いとはいえ)画面に表示される記号で改行と改段落の違いが認識できた一方、Pages の標準設定では改行と改段落の記号が表示されません。したがって標準設定のまま使っていると、利用者は改行と改段落の区別ができず、結果として書式設定の際に悩まされてしまいます。ですからまず、改行と改段落の記号をきちんと表示させるよう設定しましょう。

この設定を行うには不可視文字を表示するという設定が必要です。たとえば、次のような文章があったとしましょう。

ここでメニューを 表示不可視文字を表示 とたどります。

するとこのように、改行と改段落を表す記号が表示されます。

このように Pages でも、改行と改段落とはきちんと区別されています。図では、1 行目にある鍵型の矢印が改行を、2 行目にある言葉では形容しがたい記号が改段落を表しています。段落の書式を設定するときは、この記号を見て「どこからどこの段落に対して設定が行われるのか」を考えましょう。

なお Pages では、改段落を

キーで、改行を

で行います。この操作も、Word と共通です。

Pages Pages の起動と最低限の設定 Pages の操作と Word の操作の対応