20.3.5. 被害にあってしまったら
ここまで説明したことに注意していても、サイバー犯罪の被害に遭ってしまうことがあるかもしれません。被害にあってしまったときの対処法を述べます。
手に負えないと思ったら #
どんな場合も、自分でどうにも出来なかったら誰かに相談しましょう。知り合いで詳しい人がいたらその人でも良いですし、あるいは警察に相談窓口があります。
アカウントを乗っ取られたとき #
メールサービスなどのアカウントが乗っ取られてしまったら、まずはサービスの管理者に連絡をし、アカウントを停止してもらいましょう。アカウントを停止しないままにしておくと、あなたのアカウントを利用して悪さをされる恐れがあります。
また乗っ取られたアカウントがメールや SNS サービスであれば、乗っ取ったアカウントが次の攻撃への踏み台とされます。知人に「あやしいメールが届いても開かないように」と警告を送りましょう。
ウイルスに感染したら #
ウイルスに感染してしまったら、まずはウイルスの駆除をしましょう。特に流行の激しいウイルスに対しては、ウイルス対策ソフト作っている会社が無料でウイルスの検出・駆除ソフトを配ることもあります。駆除をした後は検出したウイルスの性質を調べ、どのような被害の恐れがあるのかを確認しましょう。
また、ウイルスは USB メモリを介して感染することもあります。ウイルスに感染したコンピュータに挿していた USB は、他のマシンで使う前にウイルススキャンをしましょう。
金銭被害が出たときは #
金銭被害が出てしまったときは警察に相談しましょう。警察にはサイバー犯罪専門の相談窓口がありますので、警察の協力のもとで対策を考えましょう。