34.3. キー配列の変更
普段私たちが目にするキーボードにおけるキーの並び方は Qwerty 配列と呼ばれています。しかし世の中には Qwerty 配列以外にもキー配列が存在し、ことえりの設定をすれば配列の仕方を変えることができます。
Dvorak 配列 #
Dvorak 配列はアメリカの心理学者 August Dvorak が考案したキー配列です。このキー配列が Qwerty 配列より優れている点は
- 使われる頻度の少ないキーを上段と下段に割り当てているので、指をあまり動かさずに済む
- 母音が全て左手に、使用頻度の高い子音を右手に割り当てているため左右のキーを交互に入力する確率が高く、結果としてタイピングの速さが上がる
という 2 点です。実際、過去に英字のタイピング速度のギネス記録保持者だった Barbara Blackburn さんは Dvorak 配列を使っていました。タイピングを極めたいという人は、Qwerty 配列から Dvorak 配列への切り替えを検討すると良いでしょう。
Dvorak 配列の利用 #
様々な入力方法(入力ソース、といいます)を使うためには、まずそれを有効にしないといけません。まずその方法を説明します。(参考: 8.3. 言語と入力ソース )
画面左上のリンゴのアイコンをクリックし、出てきたメニューから「システム環境設定…」を選びます(下図で青くなっている部分です)。
次に、キーボード入力ソース の順にクリックすると、下のような画面が出てきます。
青枠で囲われている「+」ボタンを押すと様々な入力ソースが表示されます。
Dvorak配列は英語という項目に入っています。追加ボタンを押せば追加完了です。
実際にこの入力ソースを利用したい場合は、入力状態アイコンをクリックしたときのメニュー(参考: 8.1. 日本語入力 )から選択すればよいです。