31.2.3. 文字エンコーディングの設定
テキストエディットでは、ファイルを開くときに使われる漢字コードと保存するときに使われる漢字コードを設定する必要があります。 14. 情報の表現と符号化・暗号化 ですでに学んだように、よく使われる漢字コードすなわち漢字のエンコーディングには、JIS コードや、シフト JIS、日本語 EUC や、Unicode (UTF フォーマット) があります。
メニューのテキストエディット環境設定 から、環境設定ダイアログを開きます。そこで、「開く/保存」タブを押し、「標準テキストファイルのエンコーディング」で設定します。開きたいファイルの文字エンコーディングに合わせて、設定してやる必要があります。
開くのほうのエンコーディングは、設定を「自動」にしておけば、自動的に正しくファイルのエンコーディングを判定して開いてくれる場合もありますが、そうでない場合もあります。UTF-8 を扱うのならば、自動判別にするのではなく、UTF-8 に設定しましょう.
「保存」のほうは、ここで選んだエンコーディングが、新しく作成したファイルを保存するときに、最初の選択肢として出てくる文字エンコーディングになります。
利用したいエンコーディング方式がリストにない場合は、「標準テキストファイルのエンコーディング」のメニューの中で、「エンコーティングリストのカスタマイズ」を選んでみてください。
テキストエディットのメニューからファイルを開いて、文字エンコーディングを指定する方法もあります。テキストエディットのメニューから、ファイル開くを選びます。すると、以下のようなダイアログが出るので、UTF-8 で開くならば、左下のオプションボタンを押し、「標準テキストのエンコーディング」を「Unicode (UTF-8)」に設定して、ファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックすると、きちんと開けます。ダブルクリックしてファイルが開けない場合には、ぜひこの方法を試してみてください。