24.3.1. PowerPoint の起動と最低限の設定
まずは PowerPoint を起動させ、スライドの縦横比を設定しましょう。
起動の方法 #
Dock に格納された次のアイコンが、PowerPoint です。これをクリックすると PowerPoint が起動します。
もしこのアイコンが無い場合、アプリケーションフォルダから Microsoft PowerPoint.app を探してください。
初回起動時には「PowerPoint の新機能」というダイアログが表示されますが、この画面は下部にある「始めましょう」のボタンを押して、先に進めてしまって構いません。
するとメニューバーが PowerPoint に対応したものに代わりスライドの見た目を意味する「テーマ」のリストが出てきます。
ここでスライドテーマの選択をすることができますが、スライドテーマは編集途中でも変更できます。今回は標準の「ホワイト」が選択された状態で右下の「選択」というボタンをクリックします。
これで PowerPoint の起動は完了します。
この画面では上方に、文書編集の機能を呼び出すボタンが「ホーム」「挿入」「デザイン」などの分類に分けられて並んだ領域があります。図で囲んだこの部分をリボンといいます。またリボンのすぐ上にある、ウィンドウを操作するボタンの右側にあるアイコンの列はツールバーといいます。リボンとツールバーの名前は、憶えておいてください。
縦横比の設定 #
さて、スライドを作り始める前には必ず縦横比を設定しましょう。 24.1. スライドを作り始める前の下調べ でも説明したように、縦横比の設定は大事であるにも関わらず、後から設定し直すのが困難だからです。
縦横比を設定するには、まずリボンの「デザイン」タブを開きます。
するとリボンの右端に、「スライドのサイズ」というボタンが登場します。これをクリックすると、「標準 4:3」か「ワイド画面 9:16」の選択ができるようになります。プレゼンテーションする環境に合わせて、適切に設定しましょう。
ちなみに、このメニューにある「ページ設定」をクリックすると、直接スライドの縦横の長さを cm 単位で設定できます。PowerPoint をお絵描きやポスター作成の道具として使う場合は、ここで版面の調整をしておきましょう。紙のサイズについては 22.1. 書式の設計 に書いてあります。
これでスライドを作る準備が整いました。次節以降、スライドを作っていきましょう。