18. 情報技術と社会
人類は 20 世紀に入るまでに農業革命、産業革命という 2 つの転換期を迎えました。そして 20 世紀におけるコンピュータおよびインターネット登場はこれら 2 つの革命に次ぐ情報革命とも言われています。情報技術がもたらした
- デジタル情報を処理するための汎用コンピュータの著しい性能向上( 17. ハードウェアと周辺機器 )
- 様々なデータをデジタル符号化する技術の確立( 14. 情報の表現と符号化・暗号化 )
- デジタルデータ転送路であるインターネットの普及と回線速度向上( 20.4. ウェブについての基礎知識 , 15. ネットワークの利用と理解 )
という 3 つの要因によって、私たちの生活は、文字通り革命的に変わってしまいました。今となってはあたりを見渡せば電子機器があふれ、生活の見えない部分を支えるインフラもコンピュータで管理されており、最早コンピュータなしでの生活は成り立ちません。
コンピュータは様々な点で私たちの生活を変えましたが、その中には良いことも悪いこともありました。一つずつ例を挙げるなら、地球上で離れたところにいる友人にメールを送れるようになったことは良いことですし、コンピュータを活用した犯罪がはびこったのは悪いことでしょう。現在でもコンピュータを中心とする技術は私たちの生活に様々な利益をもたらし、その一方で様々な問題を提起しています。そして技術の進歩は想像を絶する速さで進み、私たちの社会はその変化に追いついていないのが現状です。
この章ではコンピュータが私たちの社会とどう関わってきたか、そして今後どう関わっていくべきかという問題について様々な方向から検討してみたいと思います。
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18.1. 情報技術の恩恵
まずは、情報技術によって私たちの生活がどのように良くなったか、考えてみましょう。... このページを読む
18.2. 情報技術がもたらした問題
情報技術が私たちにもたらしたのは、恩恵だけではありません。情報技術の浸透に伴い、様々な問題が増幅されたり、新たに生じたりしました。それらにつ... このページを読む
18.3. 情報技術が社会に及ぼした影響
最後に情報技術がもたらした良い点と悪い点とを踏まえ、個々の場面で情報技術がどのような影響を与えたのかを見ていきましょう。... このページを読む