21.2.1 Tgif の起動とウィンドウの概要

図を描くためのシステムを描画システムまたはドローイングシステムと呼んでいます.そして,その代表的なものにtgifがあります.ここでは tgif の基本的な操作方法について学んでいきましょう.
ターミナルウィンドウで

tgifreturn2

と入力します.ターミナルの使い方については hwb15. コマンド を参照してください.
起動すると,画面には次のようなウィンドウが表示されます.なお,説明に用いる写真は基本的に英語版のものですが,他の言語でもコマンドの場所などは同じですので適宜読み替えて下さい.

このウィンドウは tgif の操作盤ともいうべきウィンドウで,機能別に大きく a,b,c,d,e,f に分けられます.

a. メニュー
ファイル操作や,画像の全般的な操作がまとめられています.
b. モード変更パネル
描く図形の種類を変更します.使用したいモードのアイコンをクリックすることで変更できます.
c. メニューパネル
線種や色の変更,ファイル形式の変更を行えます.タイプを変更したい箇所のアイコンを複数回クリックしていくことで変更を行います.
d. 情報ウィンドウ
行った操作の履歴が表示されます.
e. 描画域
キャンバスといいます.
f. ステータスバー
各アイコン上にカーソルをかざすと,ここにアイコンの説明が表示されます.

例えば,ステータスパネルの下段右から 3 番目のアイコンでは,線の太さの調節ができます.クリックすると,線の太さを 1 ~ 7 に変更できます.

他にも色々なメニューがあります.各自,覗いてみて下さい.