27.12 参考文献

最後に,TeX/LaTeX に関する参考文献を挙げておきます.まず最初は一般的なものです.

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externalTeX Wiki
三重大学の奥村晴彦先生が運営されている Wiki です.日本の TeX/LaTeX に関する情報はここに集まってくると言ってもいいでしょう.
externalTeXの本 - TeX Wiki
上の TeX Wiki 内の1ページで,数多くの文献が挙げられています.
externalTeX/LaTex
滋賀大学の熊澤先生のページで,さまざまなパッケージの利用例や記号の一覧などがわかりやすくまとまっています.
奥村晴彦,『[改訂第5版]LaTeX2e 美文書作成入門』,技術評論社,2010.external公式ページ
定評のある奥村先生の本です.3年に一度前後のペースで改訂され,その時点での最新の日本語 TeX 環境の話を載せています.
藤田眞作,『LaTeX2e 階梯 第3版(上)(下)』,ピアソンエデュケーション,2009.
吉永徹美,『独習 LaTeX2e』.翔泳社,2008. 
Leslie Lamport, LaTeX: A Document Preparation System, 2nd edition, Addison-Wesley, 1994.
LaTeX の原典です.日本語の話は書かれていませんが,リファレンスとして役に立ちます.
Frank Mittelbach and Michel Goossens, The LaTeX Companion, 2nd edition, Addison-Wesley, 2004.
Michel Goossens, Frank Mittelbach and Sebastian Rahtz, The LaTeX Graphics Companion, 2nd edition, Addison-Wesley, 2007.
external東京大学大学院人文社会系研究科/文学部西洋古典学研究室の学生有志によるWikiページ
メニューの「TeX」以下に,TeX に関する様々な話題がまとめられています.
Scott Pakin, The Comprehensive LaTeX Symbol List. externalCTAN 中のページ
その名の通り,LaTeX で(様々なパッケージ類を用いて)出力できる記号類をまとめた文書で,150 ページ以上の分量があります.


以下は,入門書でない本です.マクロの作成や,TeX を知りたい人向けです.
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Donald E. Knuth, The TeXbook, Addison-Wesley, 1986.
TeX の原典です.LaTeX の本ではないですが英文・数式の細かい入力方法があって,LaTeX ユーザーにも十分に役立つ本です.第1章は必見.
ページ・エンタープライゼズ(株),『LaTeX2e マクロ&クラス プログラミング基礎解説』,技術評論社,2002.
マクロを本格的に作成しようと思ったら,次の『実践解説』と共に是非読むべき本です.時々「黄色い本」と呼ばれます.
吉永徹美,『LaTeX2e マクロ&クラス プログラミング実践解説』,技術評論社,2003.
上の『基礎解説』とセットで揃えることをお勧めします.こちらは「緑の本」と呼ばれます.
乙部厳己,江口庄英,『pLaTeX2e for Windows Another Manual Vol.2 Extended Kit』, ソフトバンクパブリッシング,1997.
出版年が古く,付録の CD-ROM は使わない方がよいですが,本の内容は価値があります.前半部は amsmath パッケージの解説等があり,後半部が TeX/LaTeX の中身の解説となっています.
Victor Eijkhout, TeX by Topic, A TeXnician’s Reference, Addison-Wesley. external公式ページ
TeX の内部動作の話が書かれたリファレンスです.ありがたいことに pdf 版が公開されています.