21.2.4 ファイルの保存と図形の出力

ここでは,Tgif で編集した図形をファイルに保存したり,PostScript ファイルなどの形式で出力する方法を扱います.

ファイルの保存

Tgif で作成したファイルを保存する方法について扱います.Tgif は独自の形式でファイルを保存します.Tgif 形式の拡張子は obj です.
Tgif 独自形式で保存するためには,メニューから, FileSave を選びます.ファイル名がまだついてないときは,ファイル名を入力してください.ファイル名は  ASCII 文字を使ってください.日本語のファイル名は付けられません.

ファイルの出力

Tgif で編集した図形は,PostScript 形式などでファイルに出力して利用することができます.しかし Tgif では,PostScript ファイルなどで出力しても,そのファイルは直接編集することができませんので注意が必要です.
出力する前に,まずファイルを保存してください.そしてメニューの FilePrint/Export Format から,出力するファイル形式を選びます.
選ぶメニューのなかの,一番上のプリンタの絵は,出力先としてファイルではなく,プリンタにしたいときに選びます.他にも PNG や PDF など,いろいろなファイル形式で出力することができます.

初期状態では EPS ファイルが選択されているので,出力フォーマットを選ばなければ,EPS ファイルとして出力されます. EPS とは,Encapsulated PostScript のことで,単独で使われるのではなくて,何かに取り込まれて使われるような PostScript ファイルの形式です.たとえば,LaTeX 文書などに取り込まれて使用されます.
出力形式を選んだあとに,「ファイル印刷」を選ぶことによって,その形式で出力されます.印刷といっても,出力先にプリンタを選んでない限りはプリンタにジョブが送られずに,ファイルが作成されるだけです.