4.1 基本用語

ウィンドウやアイコンといった,Mac OS を扱う上で基本的な用語について説明します.
Windows や Mac OS X を使うときは,マウスを用いて画面上にあるものを見ながら操作します.このように「グラフィック(画像)」を用いてコンピュータを操作する仕組みを GUI (Graphical User Interface) と呼びます.今日,みなさんが使うコンピュータのほとんどは GUI を備えており,この章で説明する操作はすべて GUI を利用するものです.

ウィンドウ


GUI を備えたコンピュータでは,普通ウィンドウと呼ばれる四角い領域を単位として,さまざまな情報を表示します.ウィンドウは複数同時に表示させることができます.またウィンドウは重ねて表示することも可能です.複数のウィンドウを切り替えて使うことで,ある一つの作業に集中しつつもそれ以外の情報も周辺に同時に表示させたり,複数の作業を並行して行ったりといったことが可能になるのです.

アイコン

アイコンとは,コンピュータにしまわれているデータの種類やコンピュータに対する指令などを絵で示したものです.普通アイコンには,その指し示す内容が一目で分かるような絵が用いられます.そのために,コンピュータに習熟していない人でもある程度直感的に操作が可能になっています.

メニュー

メニューはコンピュータに与える命令をあらかじめ分類しておき,命令を選んで実行することを容易にする仕組みのことです.つまりメニューから項目を選択することでコンピュータにしてほしい操作を伝えることができます.例えば「ファイル」メニューには「開く」や「保存」といったファイルに関連する操作が格納されています.

マウスポインタ

画面上のどこを操作するかを示す図形がマウスポインタです.マウスポインタは,普段は図のような矢印の形をしています.この矢印を操作するために,マウスと呼ばれる装置を用います.マウスを動かすと,それに伴ってマウスポインタが画面上を動きます.ノートパソコンに装備されたトラックパッドなど,マウス以外の装置でマウスポインタを動かすこともあります(この働きをする装置をまとめてポインティングデバイスと呼びます).マウスについての詳細は hwb5.1 マウス の項を参照してください.