文字コード,改行コードを変更してファイルに保存する
iMac 端末環境における Emacs での標準の文字コードは UTF-8 になっていますが,別の文字コードを使いたいときがあります.文字コードに関しては 7.3 文字コード を参照してください.
その時には, x f と押します.
すると,ミニバッファに,次のように表示されます.
変えたい文字コードを入力して を押します.
ここでは,iso-2022-jp に変えてみます.
ミニバッファの左上の – と書かれていたところが, J に変わりました.
ここに書いてある文字は,文字コードを表していますので,iso-2022-jp に変更されたことがわかります.この後,ファイルの保存の操作をすれば,指定した文字コードでファイルが保存されます.
また,文字コードの指定の際に,改行コードの変更も行うこともできます.文字コードの変更の際に,文字コード名に続けて,
- -dos と書くことで CR+LF
- -mac と書くことで CR
- -unix と書くことで LF
に変更することができます.例えば.文字コードの変更の際に iso-2022-jp-unix と入力すれば,文字コードは iso-2022-jp で,改行コードは unix のものになります.
文字コードを指定してファイルを開く
Emacs では,ファイルを開くとき,文字コードの自動判別をして,正しい文字コードを選ぶようになっていますが,ファイルによっては,自動判別に失敗する場合があります.
その時には,文字コードを指定して開く必要があります.
x c と押します.
すると,ミニバッファに次のように表示されます.
デフォルトでは,UTF-8 になっていますので,そのまま を押すと,文字コード UTF-8 で次の操作が実行されます.
別の文字コードのファイルを開くときには,その文字コードを入力します.
iso-2022-jp のときには,次のようにします.
リターンキーを押すと,ミニバッファの表示が次のようになります.
この後, x f と押してファイルを開けば,文字コードを iso-2022-jp にして開くことができます.
バッファの表示文字コードを変更する
Emacs にファイルを読み込んだものの正しく表示されず,文字化け状態で表示されている場合に,表示の文字コードを正しい文字コードに設定するための方法を書きます.
ファイルを編集してしまった場合は,まず保存します.それから x r としたあと,設定したい文字コードを入力すれば,保存したファイルが新たに読み込まれて,指定した文字コードで開きます.