コンピュータが文字,改行を記録する方法をそれぞれ文字コード,改行コードといいます.場合によってはこれらの設定が必要になりますので,その方法を説明します.なお,文字コードや改行コードについての詳しいことは 7.3 文字コード や 18.4.1 文字コード を参考にしてください.
文字コードの選択
mi はテキストファイルで使われている文字コードを自動で判定してくれますが,たまに判定を間違えて文字化けを起こす場合があります.そのときは手動で適切な文字コードを選択する必要があります.mi で文字コードを選択するには,次のようにメニューから
または,編集画面にある文字コード選択ボタンを押します.
この中で適当と思われる文字コードを選択すれば,文字化けが解消されます.頑張って正解を探してください.
改行コードとは
文字コードの中にはひらがなやアルファベットといった文字の他に,コンピュータを制御するための文字 (制御文字) が存在します.特に,その中に改行を表すための文字 CR (carriage return), LF(line feed) があります.改行はコンピュータの内部で CR, LFの組み合わせで表されるのですが,厄介なことに改行コードは OS によって異なり,
- Windows は CR+LF
- Mac は CR
- Unix は LF
となっています.そのため「Mac のテキストエディタで開いたファイルを Windows のテキストエディタで開くと改行がされない」といった現象が起きたりします.
特に Mac の場合,15. コマンド で説明するターミナルの改行コードが LF に設定されているため,mi で編集したテキストファイルをターミナルが正しく読み取ってくれません.プログラムを書く際にしばしば改行コードの違いがエラーの原因になりますので,下で説明する方法を用いて,正しく改行コードを設定してください.