11.4.5.6 スパムフィルタ

スパム(迷惑メール)を自動的に判定し,スパム用のメールボックスにいれる機能があります.

スパムメールとは,頼んでもいないのに送られてくる広告などのメールのことです.メールアドレスをウェブページで公開したりすると,多くのスパムが届くようになることがあります.
受信したメールのなかから,スパムだけを取り除こうとするための仕組みを,スパムフィルタといいます.Apple メールには, スパムかどうかを,送信者やタイトル,本文などから統計的に判断する機能があります.スパムには ‘big money’ だとか,よく含まれる文字列がある程度決まっているので,このようなことが可能なのです.
最初は,ひとつひとつのメッセージについて,スパムかスパムでないかを Apple メールに手動で教えてあげる必要があります.これは,ツールバーにある「迷惑メール」ボタン 「迷惑メール」アイコン で行います.
メッセージ一覧において茶色に表示されるのが,スパムと判断されたメッセージです.実際はスパムでなければ,メッセージを選択したあと,「迷惑メールでない」ボタンを押してください.逆に,茶色で表示されてないのに,実際にはスパムだった場合には,「迷惑メール」ボタンを押してください.
スパムかスパムでないかを判定する精度が上がったら,スパムと判定されたメッセージを自動的に「迷惑メール」メールボックスに移動するように設定します.
メール環境設定... の「迷惑メール」のところで,「迷惑メールを受信したときの動作:」を「“迷惑メール”メールボックスに移動する」に設定します.
なお,スパム側も ‘money’ と書くかわりに ‘m0ney’ と書いてみるなど,スパムフィルタ対策をしてくることもあり,スパムかスパムでないかの判定は,完全ではありません.