GnuPG という暗号化ソフトウェアを用いて,電子メールを暗号化してやりとりする方法について説明します.また,電子署名を使ってメールの偽造を防ぐ方法も説明します.
インターネットの通信において,電子メールで,暗号化されていない文章を送信することは,ちょうどハガキで文章を送るようなものであり,第三者に容易に盗みとられてしまいます.パスワードのように重要な情報をやりとりするときには,暗号化して送る必要があります.
ここでは GnuPG という暗号化ソフトウェアと Apple Mail を用いて,電子メールで暗号化された文章をやりとりする方法について説明します.やりとりするには,相手も GnuPG,あるいはそれと互換性のあるソフトウェア(PGP など)をもっている必要があります.GnuPG を用いて,公開鍵暗号化方式に基づいた暗号化を行います.公開鍵暗号化方式とはどんなものかについては,18.8 通信の暗号化と電子署名 を見てください.
また,ある通信内容に関して,本当に本人が書いたのかどうかを証明するための電子的なサインである,電子署名を使う方法についても説明します.電子署名を確認すれば,本人であることや,文章が第三者によって改竄されていないことを証明できます.
電子署名は暗号化とは異なり,通信内容が暗号化される訳ではありません.暗号化もしたいときには,電子署名と暗号化を同時に使ってください.
11.8.1 鍵の生成
暗号化に必要となる, 自分の公開鍵, 秘密鍵を生成します. (このページを読む)
11.8.2 公開鍵の受け渡し
暗号化に必要となる公開鍵を受け取って登録する方法や. 相手に公開鍵を渡す方法につ […] (このページを読む)
11.8.3 暗号化・復号化・電子署名の方法
Apple Mail を用いてメッセージを暗号化・復号化したり, メッセージに電 […] (このページを読む)