コンピュータの中で働くソフトウェアを作るためには,その機能を実現する処理手順を記述したプログラムが必要です.そして,プログラムを設計して作成するまでの過程をプログラミングと呼びます.
19. ハードウェアと周辺機器で学んだ通り一般的なコンピュータはCPUとメモリが中心部にあり,プログラムを実行することはプログラムを表すデータをメモリに置きCPUにそれらを順番に読み取らせることで実現しています.
しかしそのようなデータは,ビットの並びになっている,CPUが一度にできる処理の種類は限られている(足し算やかけ算はできても平方根の計算はできない)ため処理を細かく分解しなければならないので,とても人間が作れるものではありません.そこでプログラムを人間が読み書きできる形式である文字の列で表現して,コンピュータにCPUが読み取るデータを作らせるという手法がとられます.
この時の人間が作る文字列をそのプログラムのソースコードあるいは原始プログラムと呼びます.そして,このソースコードをコンピュータが理解できるデータに「翻訳」してもらうわけです.
ソースコードは一定の約束事にしたがって記述します,この約束事のことをプログラム言語と呼び,目的に応じて多種多様なものがあります.一般的なプログラム言語としては,COBOL, Fortran, BASIC, C, C++, Java, C#, Objective-C, LISP, Pascal, ML, Haskell, OCaml, Perl, Python, Ruby, PHP, JavaScriptなどがあります.
以降では,いくつかの言語を取り上げてプログラムの作り方を説明します.
35. Python
「Pythonプログラミング入門」の授業ページへのリンクです. 教材へのアクセス […] (このページを読む)